試験的「ゴミ回収のコンテナ化」
ゴミ袋を歩道に置かず金属製の箱に
マンハッタン区のヘルズキッチンで、金属製のコンテナに家庭用ゴミを入れる「ゴミ回収のコンテナ化」の実験が進められている。NY1が11日、報じた。
現在、市では年間1400万トンの家庭・商業用ゴミが捨てられている。昨年10月、廃棄物管理システムを見直すため、コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に400万ドルの調査費用を支払い、ゴミ回収のコンテナ化を実現させる方法の調査を依頼した。同社は、同区西45丁目の9と10アベニューの間にある以前は駐車場だった場所に数個のコンテナを設置した。
ニューヨーカーは半世紀にわたり、ゴミをビニール袋に入れて歩道に出してきた。世界中のほとんどの大都市では、ゴミを歩道に放置せずコンテナに入れ、コンテナを衛生トラックが持ち上げて、空にする回収方法を導入している。市衛生局のジェシカ・ティッシュ局長は「世界の多くの大都市は、過去10年間に廃棄物管理の分野で大きな革新を遂げた。ただ、ニューヨークは違ったので、今追いつこうとしている」と主張。しかし、市の多くの地域は密集しているため、コンテナ化が困難になる可能性がある。また、家庭ゴミの収集日数を増やす計画も今のところない。一般ゴミの回収は週に2回、リサイクルは週に1回がほとんどだ。
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