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アダムズ市長、暫定予算案を発表
景気後退を懸念し、コストを削減


ニューヨーク市のアダムズ市長は12日、2024会計年度暫定予算案を発表した。景気後退懸念がある中均衡予算を念頭に、コスト削減努力を盛り込んでいる。同日、amニューヨークが伝えた。
支出は今年度より41億ドル増えて986億ドルだが、昨年11月に発表した財政計画より13億ドル減っている。職員組合との賃上げ交渉も控えており、テキサス州から送り込まれるビザを持たない移民の支援も昨年12月末現在で4億6600万ドルに上り、懸念材料は尽きない。 また、25会計年度には32億ドルの財政赤字になると予想されている。そのため職員の補充を50%削減し、新しいプロジェクトの予算を制限することで83億ドルの財源を確保したい意向。予算局によると、公立校教員の補充を削減する計画はないが、教育局職員の空席390人は補充が減らされるという。「コスト削減と効率向上で財政赤字を減らして最終的な予算を編成したい」とアダムズ氏は説明している。
これに対しアダムス市議会議長らは抵抗する構えを見せている。今回の予算案のベースとなる昨年11月の財政計画が「市民の健康や安全、市の経済回復を損ねる」と指摘。「図書館や幼児教育などの予算が削られ、市民へのサービス提供が劣化する懸念が残る」として公聴会を開くなどして追求していくとしている。
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