海自護衛艦のえい航開始

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共同通信
航行不能となった現場海域からえい航される、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」=15日午前8時36分、山口県周防大島町沖(共同通信社ヘリから)

 海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は15日、山口県周防大島町沖の瀬戸内海で自力航行不能となった海自の護衛艦「いなづま」のえい航が始まったと明らかにした。民間えい船がけん引。同日夕に広島県尾道市の造船会社「ジャパンマリンユナイテッド因島事業所」沖に到着し、16日に同事業所に入る予定。

 護衛艦は10日午後、周防大島沖の瀬戸内海の浅瀬で座礁。スクリューの一部の脱落など船体の損傷が判明し、現場付近にとどまったままとなっていた。

 付近には浅瀬を示す標識があり、海上保安庁は、護衛艦が誤って本来の安全な航路から外れたとみて、業務上過失往来危険の疑いで捜査している。