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共同通信
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【ソウル共同】ノーベル文学賞候補に挙げられながら、過去のセクハラ行為を告発され表舞台から遠ざかっていた韓国の詩人、高銀氏(89)が最近、詩集や対談集を出版し、約5年ぶりの「文壇復帰」と注目されている。ただセクハラ問題への言及はなく、「謝罪なき復帰」(韓国メディア)と冷ややかな視線も強い。
性被害を訴える「#MeToo」(「私も」の意)運動が韓国で拡大した2017年、詩人の崔泳美氏(61)が高氏を示す「En先生」の性加害を訴える詩を発表し、世間は騒然。高氏は名誉を傷つけられたとして崔氏に損害賠償を求める訴訟を起こしたが、19年に敗訴した。