京都精華大生刺殺から16年

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共同通信
叡山電鉄出町柳駅前で情報提供を呼びかける京都精華大の関係者ら=15日午後、京都市左京区

 2007年に京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん=当時(20)=が京都市左京区の路上で刺殺された事件は15日、未解決のまま16年となった。捜査本部がある京都府警下鴨署の最寄りの叡山電鉄出町柳駅前で、遺族や警察官らが、事件概要を記した漫画冊子などを通行人に配って情報提供を呼びかけた。

 千葉さんは仙台市出身で、冊子には千葉さんの人柄なども記載。配布に参加した母親の淳子さん(63)は「犯人は罪を償い(真相を)明らかにしてほしい」と訴えた。事件現場で営まれた法要について「長い年月がたち、(来年以降は)ご遠慮しなければならない時期が来ている」と話した。