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共同通信
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神戸市の高台にあり、市街地を一望できる諏訪山公園(同市中央区)では夜明け前、鎮魂の思いを込めたトランペットの音色が鳴り響いた。
午前5時46分の発生時刻に合わせ、川崎市のトランペット奏者松平晃さん(80)が童謡「冬の夜」を演奏。松平さんは「子どもたちは震災当日、ものすごく怖い思いをして逃げたと思う。そういうことが繰り返されないようにという願いを込めた」と説明した。
毎年のように演奏しているという松平さんは「トランペットは悲しみも怒りも喜びも表現できる。できるだけ長くこの場で吹きたい」とも語った。