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共同通信
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【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2022年10~12月期決算が17日、出そろった。融資先の破綻などに備える貸倒引当金の積み増しといった信用コストが利益の重荷となる一方、米国の金利上昇で利ざやが改善し、6社のうち最大手のJPモルガン・チェースなど2社の純利益が前年同期と比べて増加した。
JPモルガン・チェースは6%増の110億800万ドル(約1兆4千億円)だった。貸倒引当金の計上は続いたが、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めによる金利上昇により純金利収入が48%増え、収益を押し上げた。