今夏は、パンデミック版「ハムレット」 シェイクスピア・イン・ザ・パーク 

 

 

今夏は、パンデミック版「ハムレット」

シェイクスピア・イン・ザ・パーク 

 

Photo: セントラルパークのデラコルテ劇場(Photo: セントラルパークのウェブサイトより)

 

 セントラルパークの夏の風物詩「シェイクスピア・イン・ザ・パーク」を主催するパブリックシアターは12日、今夏の61周年記念シーズンに、舞台を2021年に設定したパンデミック版「ハムレット」を上演すると発表した。会場は、セントラルパークの屋外シアター「デラコルテ劇場」で、トニー賞受賞者のケニー・レオンが演出、同賞にノミネートされたアト・ブランクソン=ウッドが出演。6月8日から8月6日まで、9週間の長期公演が予定されている。ゴッサミストが12日、報じた。

 パブリックシアターは、レオン演出の「ハムレット」について「家族と裏切りについて描かれたシェイクスピアの古典的な物語を、ポストパンデミックの魅惑的で現代的な作品に仕上げている」と説明。レオン氏は「家族の確固たる基盤の必要性を音楽と台詞で探求する500年前の戯曲であるハムレットは、人間性と相互の繋がりの重要性について多くを語っている。この作品を、米国人としてあらゆる困難に直面する2021年に据えて、自然と人々をより深く愛することの重要性を探求する」と強調した。

 「ハムレット」はこれまでに4回、デラコルテ劇場で上演されている。最近では、08年にマイケル・スタールバーグがハムレットを、ローレン・アシブローズがオフィーリアを演じた。

 


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