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共同通信
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大阪市の淀川河口で死んでいるのが確認されたマッコウクジラについて、大阪港湾局は19日、作業船で紀伊半島沖に運び、約30トンの重りを付けて海に沈めた。一連の処理作業が完了した。河口に迷い込んだクジラは交流サイト(SNS)上で「淀ちゃん」の愛称を付けられ、市民らに親しまれていた。
港湾局によると、作業船は19日未明、別の船にえい航されて淀川河口近くの岸壁を出発し、和歌山、徳島両県の間を南下。午後3時過ぎ、コンクリートブロックの重りを付けたクジラを海中に沈めた。
9日に河口付近で泳いでいるのが見つかったクジラは徐々に衰弱し、13日に死んでいることを確認した。