ロシアの敗北狙えば核戦争も

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共同通信
メドベージェフ安全保障会議副議長(タス=共同)

 ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は19日、「通常戦力によって核保有国を敗北させれば核戦争を引き起こす可能性がある」と述べ、戦車などの強力な兵器の対ウクライナ供与を検討している欧米側を強くけん制した。

 メドベージェフ氏は通信アプリの投稿で、20日にドイツのラムシュタイン米空軍基地でウクライナ防衛を協議する関係国会合が開かれる予定に言及。

 その上で「核保有国が、自国の運命を決めるほど大きな軍事紛争で敗北することはない」とし、ウクライナへの軍事支援が強化されれば核兵器使用のリスクが高まるとの見方を示した。(共同)