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共同通信
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【パリ共同】フランス全土で19日、年金の支給開始年齢を現在の62歳から64歳に引き上げることを柱としたマクロン政権の新たな年金制度改革案に反対する労組の一斉ストライキが行われた。国鉄やパリの地下鉄など交通機関の運行は大きく乱れ、学校の教員らもストに加わった。
マクロン大統領は1期目にも年金制度の収支均衡を目的とした改革を図ったが、国鉄職員らの長期ストなどで実現できなかった。労組は多数の動員で政府に圧力をかけて再び断念を迫る考えで、今回のストを皮切りに抗議運動を続ける構えだ。