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共同通信
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東京電力は19日、運転開始30年を迎える前に原子力規制委員会の審査を受けている柏崎刈羽原発3号機(新潟県)の審査書類に、149カ所の誤りがあったと明らかにした。131カ所はすでに審査を終えた2号機の記載内容を流用していた。
東電は同日の審査会合で「反省すべきだと思っている」と陳謝。規制委側は「書類の信頼性に関わる話で、重い問題と受け止めてほしい」と述べ、再発防止を求めた。
東電によると、書類に必要な材料の名称などが分からなかったため、同型の2号機のものを使ったという。同じ書類にプログラムの設定ミスによる誤りがあり、同様の誤りがないか調べた際に発覚した。