Published by
共同通信
共同通信
第10管区海上保安本部(鹿児島)は警備救難業務の技を競う大会に、航空機からの映像に合わせ災害現場の様子を実況する新種目を全管区で初めて設けた。被災地上空から迅速、正確に情報を伝える能力の向上を狙う。
海上保安庁は災害時、海上だけでなく、航空機を活用して情報収集や人命救助に当たる。10管が管轄する熊本、宮崎、鹿児島の3県では近年、豪雨や台風の被害が懸念されるケースが増え、重要度は高まっていた。
20日、鹿児島市での競技大会で新種目を実施。今回は2010年に奄美地方で起きた豪雨被害を題材にした。出場者は初めて見る約10分間の映像に合わせ現場の様子を描写した。