RELATED POST
NY州、人気の洗濯用洗剤を使用禁止
1,4-ジオキサン、規制の2ppm上回る
ニューヨーク州はこのほど、発がん性物質とされる化学物質の含有量を制限する新たな州規制を理由に、人気がある複数の洗濯用洗剤を使用禁止にした。「1,4-ジオキサン」という液体有機化合物が、州の規制である2ppmを上回っていた製品が該当する。コンシュマー・アフェアーズが伝えた。
1,4-ジオキサンは、常圧常温下で無色透明であるのが特徴だ。州当局によれば、「Arm & Hammer Clean Burst」、「Tide Original」、「Arm & Hammer Sensitive Skin Free & Clear」、「Gain Original + Aroma Boost」のすべてに、1,4-ジオキサンが3ppm以上含まれていることが判明した。また、消費者監視団体が昨年、さまざまなブランドの洗剤を試験したところ、植物由来の製品も含め、ほとんどの洗剤中にある程度の1,4-ジオキサンが含まれていることが分かった。
米国立衛生研究所(NIH)によると、1,4-ジオキサンは、空気を吸ったり、それに汚染された水や食品を摂取したりすることによって、体内に入る可能性がある。また、1,4-ジオキサンを含有する化粧品やシャンプー、泡風呂に触れることでも危険に陥る可能性があるという。
米環境保護庁(EPA)は、1,4-ジオキサンは発がん性物質である可能性が高いと判断している。既に規制に乗り出したニューヨーク州に続き、他の州でも、1,4-ジオキサンを含んだ製品が与える影響などについて、詳しい調査を始めている。
→ 最新のニュース一覧はこちら←
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売
-
今年は3店舗しかない! NYのデパート「冬季ウインドウ」まとめ 話題のWickedコラボも
-
NYが「不親切な都市」に選出 50州の中で最もフレンドリーなのは?