北朝鮮「敗北は米国の宿命だ」

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共同通信
1968年に北朝鮮が拿捕し、平壌に係留されている米海軍の情報収集船「プエブロ号」=2016年1月(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は21日、同国が1968年に東海岸沖で米海軍の情報収集船「プエブロ号」を拿捕してから23日で55年となるのを前に掲載した長文の記事で、核戦力を誇示しながら米朝が交戦すれば「敗北は米国の宿命だ」と主張した。

 朝鮮戦争(50~53年)や拿捕事件の時も戦力で圧倒していた米国に勝利したと主張し、「われらの自主的尊厳に手を出せば侵略者の土地を丸ごとなくす」と強調した。

 事件では拘束された乗組員82人が約11カ月に釈放され、拿捕時に死亡した1人の遺体も引き渡されたが、船は返還されず平壌に係留されている。