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共同通信
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【シドニー共同】ニュージーランドの与党労働党のクリス・ヒプキンス党首(44)が25日、新首相に就任した。19日に突然辞意を表明したカリスマ指導者アーダン氏の後任として10月の総選挙に挑む。物価高や犯罪増加を背景に、労働党の支持率は昨年、野党国民党に逆転され、その差は拡大している。党勢の立て直しが課題だ。
ウェリントンの総督府で就任式が行われた。新政権の副首相には、社会開発・雇用相を務めていたセプロニ氏が就任。ヒプキンス氏は近く新内閣を発足させる。
アーダン氏は19日、任務継続に必要な力が残っていないとの理由で辞意を表明した。