火災現場の集合住宅、過去に改修

Published by
共同通信

 神戸市兵庫区で8人が死傷する火災が起きた3階建て集合住宅「第2ひろみ荘」は、医院や店舗兼共同住宅として1963年に建設された後、2002年に所有者が代わり、現在の生活困窮者らが住む住宅に改修されたことが24日、不動産登記や市への取材で分かった。市は建築基準法に基づき、建物の防火対策が適切だったかなど状況を調査している。

 市や登記によると、建物は鉄筋コンクリート3階建てで各階とも約100平方メートル。死傷者8人が住んでいた1階は新築時は店舗や診療所、待合室などがあったが、現在は3畳間を中心に居室10室の住居スペースに間取りが変わった。