近畿のJR、複数列車が立ち往生

01/24/2023

　大雪の影響で近畿では24日夜から滋賀県内や京都府内のJR線で複数の列車が立ち往生し、多くの乗客が車内で夜を明かした。混雑した車内に長時間閉じ込められ、体調不良を訴えて救急搬送された乗客もいた。人々はぐったりした様子で運転再開を待った。

　大津市に住む会社員の40代男性は24日夜、京都駅を出た直後の車内に閉じ込められた。約7時間後の25日未明に30分ほど線路上を歩き、隣接する山科駅に着いた。同日朝「まともな誘導がなく、うんざり。タクシーにも乗れず、途方に暮れている」と話した。

　JR西日本によると、ピーク時は高槻―山科間で、15本が駅間で動けない状態となった。