こんにちは、御所丸です。
皆さんホリデーはどう過ごされましたか?私は坂本龍一さんの” Playing the Piano 2022”を観て涙していました。厳しい闘病の中でも、 飽くなき追及をされ、紡ぎだされる美しい音色・ 音楽に心を打たれました。 そんな坂本さんも遭遇されたと思われる、 ニューヨークあるある話を続けさせて頂きます。
アパートを借りてすぐ、ケーブルTVの会社にWifiの設置を頼んだところ、約束時間を過ぎ、1時間くらいしてから電話がかかってきました。「どこにいる?」「アパートでずっと待っている。そちらこそ、どこにいるの?」「アパートに着いた。目の前だ」ベランダに出て通りを見渡してもそれらしき車も人影もありません。「いないけど?」「オー、EastとWestを間違えた。オッケー。ノープロブレム」 「。。。」
同じアパートに住むKさんが、ベッドのマットレスを買って配送を頼んだところ、「到着予定時間は午前9時から午後9時の間です。その間、家に居て下さい。配達できなくなる可能性があります」とのこと。Kさんは、仕方ないので予定を全てキャンセルし、アパートでずっと待っていましたが、ついに夜9時を過ぎてしまいました。何度も電話をしたところ、ようやくドライバーとおぼしき人が出てきて「いま配達中」「マットがないと寝れないので早く持って来て」「今晩中に行ける。ドンウォーリー」「本当?」「ノープロブレム」Kさん一家は、絶対来ないだろうと諦め、ソファーで寝ることに。すると深夜12時頃、大きな物音が近づいてきました。ドアを開けると、ドライバーがニッコリ「約束しただろ。今晩中に来るって」「。。。」
NY生活にも充分に慣れたある日、出かけようとしたところ、ドアマンに呼び止められました。新しく入居した日本人が困っているとのこと。ソファーに呆然とした女性が座っています。「大丈夫ですか?」と聞くと、目から涙がポロポロ。「WiFiの人が全然来ないんです。昨日来るはずだったのに。何で約束通りに来てくれないんでしょう?悔しくて」「Welcome to New York!」
分かりますよね〜、この悔しさ。NY移住時に受ける洗礼ですが、慣れるには少し時間がかかるかも。でも、来ないものは来ないんだ、と早めに諦め、別の方策を探したほうがいいですよ。当てにしないことを学びましょう。頼れるのは自分だけ?!今年も頑張りましょう!
御所丸 富太
プロフィール:NYの奥深さをこよなく愛する京都生まれの元NY駐在員。趣味は料理、ギター演奏など。NYでの副業成功を夢見ている。