ユニオン・スクエアの映画館閉鎖へ
リーガル・シアター、親会社の破産受け
マンハッタン区ユニオン・スクエアの映画館「リーガル・シアター」が閉鎖される。シークレットNYCが22日、伝えた。映画館の施設展開数で世界第2位の「リーガル・シネマズ」が、全米で閉鎖する39映画館の一つ。リーガル・シネマズの親会社「シネワールド」が連邦破産法第11条の適用を申請したのに伴う措置だ。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、リーガル・シネマズは壊滅的な損失を記録した。今回、39館を閉鎖することによって、年間2200万ドルの節約につながるとされる。ユニオン・スクエアのリーガル・シアターは1998年11月にオープン。17のスクリーンを擁し、連日映画を上映していた。2020年初頭には、数百万ドルをかけて施設の改装をしたばかりだったが、直後に起きたパンデミックで苦境が続いていた。
今回の決定は、連邦破産法第11条の適用申請から4ヶ月のことで、2月15日から閉館が始まるという。昨年9月には、12の映画館を閉鎖しており、現在上映を続けている映画館は500カ所に上る。シネワールドはこのまま営業を続ける予定だ。
同社はプレスリリースで「パンデミックは、映画館の強制的な閉鎖や上映スケジュールの大きな混乱など、われわれのビジネスに信じられないほど困難な時期をもたらした」と強調。今回の決定に関し「財務基盤を強化するための継続的な取り組みの一環だ」と述べている。
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