LIRRのグランドセントラル、25日開業
草間彌生のモザイク壁画も
MTAは、グランドセントラル駅に直結したロングアイランド鉄道(LIRR)のターミナル「グランドセントラル・マディソン」を25日に開業すると発表した。ニューヨークポストが伝えた。
ターミナルは70万平方フィート。プラットフォームは4本で、コンコースには25店舗が並ぶ。壁は草間彌生のモザイク画で飾られている。このターミナルとクイーンズ区ジャマイカ駅との間をシャトル便でつなぐ。少なくとも3週間は便数を限定。その後は、週日の午前6時15分〜午後8時、週末の午前7時〜午後11時に直行便を走らせる。 MTAは時刻表をホームページやアプリ「トレイン・タイム」に掲載する。最初の便は25日午前10時45分にジャマイカ駅を出発。11時7分にグランドセントラル・マディソン駅に到着する予定だ。
このターミナルは「イーストサイド・アクセス」という名のプロジェクトで、50年以上前に提案された。ニューヨーク市が1960年代にイーストリバー下でトンネル工事を開始したものの財政難で断念。90年代にMTAが引き継ぎ、2009年開業を目指していた。開業は15年遅れ、費用は43億ドルから116億ドルに膨れ上がった。コロナ前の予想では、1日15万人がこのターミナルを利用し、LIRRのキャパシティーは41%向上するとされている。
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