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共同通信
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米インド太平洋軍のデービッドソン前司令官は25日、東京都内で講演し、日本政府が昨年12月に改定した安全保障関連3文書について「中国の抑止にとって歴史的な政策だ」と述べた。中国が統一を目指す台湾を巡る有事を念頭に「抑止するために日米の行動が必要だ」と強調した。
3文書とバイデン政権が昨年10月に公表した国家安全保障戦略を挙げ「日米の協力が発展する道筋ができた」と指摘。3文書に盛り込まれた陸海空自衛隊を一元的に指揮する統合司令部の創設に関し「確立されれば陸海空だけでなく、宇宙やサイバーの領域も入ってくる。非常に重要だ」と語った。