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共同通信
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広島市と広島大、広島市立大、広島平和文化センターの4者が25日、被爆建物の広島大旧理学部1号館(同市中区)を活用した平和研究機構を設立し、共同で教育研究を進める連携協定を結んだ。被爆の実相の学術的分析に取り組み、研究成果を世界に発信することで、世界有数の平和に関する「知の拠点」を目指すとしている。
2023年度にも「ヒロシマ平和研究教育機構」(仮称)を設置して共同研究などを先行させ、耐震工事などの整備が終わり次第、被爆建物の1号館を活用する予定。
1号館は1931年に建設。爆心地から約1.4キロにあり、外郭だけを残し全焼した。13年に市が取得していた。