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チャットGPT、学生の成績上回る
ペンUウォートン校のMBA試験

人工知能(AI)を使った自動応答ソフト「チャットGPT」が、ペンシルベニア大学ウォートン校のMBA試験で、多くの学生より優れた成績を収めたことが明らかになった。同校のクリスチャン・テルヴィーシュ教授(イノベーションマネジメント)が論文で発表した。ニューヨークポストが23日、伝えた。
テルヴィーシュ氏によれば、チャットGPTが残した成績は「B」か「Bマイナス」の評価に相当するという。論文で「MBA卒業生が就く職種におけるスキルの一部を自動化する驚くべき能力を示しており、ビジネススクールの教育にとって重要な意味を持つ」と強調。ソフトウェアのコード執筆や、法律文書の作成など専門的な作業を行うことも可能との見解を示すとともに、ケーススタディに基づく基本的な運用管理やプロセス分析を巡り「素晴らしい仕事をする」と結論付けている。
チャットGPTは、実業家のイーロン・マスク氏が共同創業者の米新興企業「オープンAI」が11月に開発。米マイクロソフトが数十億ドル(数千億円~1兆円超)に上る投資を発表するなど、話題を集めている。一方で、教育現場からは、学生によるカンニングにつながる可能性があると警戒する声が上がっている。ニューヨーク市の教育局は今月に入って、チャットGPTのアクセスをブロックした。
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