ベビーカー、折り畳まなくてもOK
NY市内バス、5台に1台の割合で
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は23日、市内を走るバス千台に、開いたままのベビーカーを持ち込む事を認める計画を発表した。5台に1台の割合で、折り畳むことなくベビーカーの持ち込みが可能となる。昨年9月から、7路線140台のバスで、試験運用しており、これを拡大したものだ。ゴッサミストが報じた。
バスに乗るときはベビーカーを折り畳み、小さな子どもを抱えなければならないというMTAの方針に対して、親たちが懸念を表明したことを受けた対応。対象路線と地域は、今後数週間以内に発表される。
昨年、障害者権利擁護団体から、車椅子利用者とベビーカーを持った親が座席を奪い合い、対立する可能性があるとの懸念が示された。ただ、試験的導入中にそのような衝突は起こっていない。開いたままのベビーカーを持ち込む事ができるバスには、前方のドアの近くに青いベビーカーのステッカーが貼ってある。
MTAのバス部門責任者によると、試験的導入開始以来、バスにベビーカーを持ち込んだ乗客は約2500人にのぼった。その数は、ベイリッジとマンハッタンビーチを結ぶB1路線で最も多く、9月以来、676人の乗客がこの路線にベビーカーを持ち込んでいた。
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