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NY市、児童・生徒に呼吸法導入へ
パンデミックのトラウマに対処

ニューヨーク市のデビッド・バンクス教育長は、このほど「来年度に向けて、市内の児童・生徒全員に対し、2~3分間の呼吸法を展開することを検討している」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした精神衛生面の危機に対処する形だ。ザ・シティが24日、伝えた。
バンクス氏は「パンデミックは、多くの子どもたちが直面する最初の試練ではなく、最後の試練でもない」とした上で、「トラウマや困難に直面したとき、自らをどのように位置付けるかということを知るために、必要なライフスキルを教えなければならない」と導入の意義を強調した。今年半ばに始める意向という。
パンデミック時に、多くの児童・生徒が愛する人を失うなどのトラウマを経験したため、精神衛生に取り組むことは、大きな関心事となっている。リモート授業によって、教師や友達との関係が希薄になることにもつながった。対面授業が再開された後も、登校するのに苦労するなど、精神的な影響を及ぼしている。
この方針に対し、現場の教師からは「定期的に呼吸法を指導に取り入れており、生徒に起こっていることを理解するのに役立つ」との声の反面、呼吸法自体は支持するものの、「低所得家庭やホームレスの児童・生徒の感情のニーズを汲み取るための施策が求められている」などの意見が出ている。
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