米、献血制限緩和へ案公表

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共同通信

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は27日、男性間で性交渉する人の献血を制限していた「過去3カ月間に性交渉がないこと」との条件を撤廃する指針改正案を公表した。この条件は提供された血液によるエイズウイルス(HIV)感染防止を目的としていたが、入手可能なデータを検討し、安全性は損なわれないと結論づけた。

 献血制限を巡り、特定の性的指向を持つ人に対する差別的措置だと批判が出ていた。制限緩和は英国やカナダで先行し、リスク増加は報告されていないという。日赤は過去6カ月間に男性同士の性的接触があった人は献血できないとしている。