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NY、NJ都市圏で自閉症の子ども増加
2000年から16年の間、3倍に

ニューヨーク州とニュージャージー州の都市圏の子供たちの間で、2000年から16年にかけて、自閉症の割合が3倍に増えていたことが、米医学誌「ペディアトリックス」の研究で分かった。うち、知的障害を持たない子の割合(5倍)が、知的障害を持つ子の割合(2倍)よりも急激に増加していた。NBCニュースが26日、報じた。
研究はラトガース大学のチームが実施。8歳までに自閉症スペクトラム障害と診断された子供の数を巡り、米疾病対策センター(CDC)の推定値を分析し、この傾向を算出した。CDCは全米17カ所のネットワークを構築しており、正式な医学的診断と学校や医療機関からの記録の組み合わせに基づき、自閉症の割合を推定している。21年のCDCの報告書によると、全米でも両州と同様に、自閉症の子供の割合が上昇していた。8歳までに自閉症と診断された子供の割合は、00年には150人に1人だったのが、16年には54人に1人に増加していた。
同大学の研究者によると、診断能力の向上と自閉症スペクトラム障害に対する理解と認識が、この増加の大きな要因だとみられる。遺伝的な要因に加え、環境的な要因も、この傾向に寄与している可能性も示唆されている。ただ、少なくとも、ワクチンは自閉症とは無関係であるということは明らかになっているという。
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