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共同通信
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【台北共同】台湾で蔡英文総統が行政院長(首相)に任命した陳建仁氏(71)が31日、新内閣を発足させた。昨年11月の統一地方選で与党、民主進歩党(民進党)の大敗を受けて30日に総辞職した蘇貞昌氏から引き継ぎを受けた。来年1月に予定される総統選に向け、内政の立て直しに全力を上げる。
民進党は地方選敗北について、桃園市長選の当初の候補者による修士論文盗作問題や一部党員の腐敗に加え、新型コロナウイルス感染の長期化に伴う倒産増加や社会的弱者の低賃金、不動産価格の高騰など経済問題が大きな要因だと分析。世界的な物価高騰が台湾社会にも及ぶ中、陳氏は早速手腕が問われる。