山上被告、2月に追送検へ

01/31/2023

　安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告（42）について、奈良県警が世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連施設に手製銃を試し撃ちしたとする建造物損壊のほか、武器等製造法、火薬類取締法、銃刀法の各違反の疑いで2月中に追送検する方針を固めた。関係者への取材で31日、分かった。

　捜査関係者らによると、被告は事件前日の昨年7月7日、教団関連施設が入っていた奈良市のビルに手製銃の試し撃ちをしたほか、手製銃と火薬を無許可で製造し、手製銃を複数所持した疑いが持たれている。手製銃は発射実験の結果などから銃刀法が規制する「拳銃等」と判断した。