政変2年で「沈黙のスト」

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共同通信

 【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍が国家顧問兼外相だった民主派指導者アウンサンスーチー氏を拘束し、政権を転覆させたクーデターから1日で2年となった。民主派は軍政に抗議するために外出を控え経済活動を止める「沈黙のスト」を呼びかけた。一方の国軍支持者も最大都市ヤンゴンなどで集会を予定しており、混乱が広がる恐れもある。

 軍政は1月31日に出した声明で、民主派勢力が武装闘争を続けているとして、現状は「通常の状況ではない」と主張。2月1日が解除期限の非常事態宣言を延長し、8月1日までに実施するとしてきた総選挙を先送りする可能性を示唆した。