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共同通信
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デパートなどの運営会社「水戸京成百貨店」は31日、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金、3億円以上を不正受給していたと発表した。取締役総務部長の指示で、2020年4月~22年10月、出勤していた従業員の勤務データを休暇に改ざんし、申請していたという。
不正受給額は、雇用調整助成金が計約3億569万円、緊急雇用安定助成金が計約117万円。「営業外収益」として毎月計上していた。今後、不正受給分を含む、両助成金の総受給額などの返金を検討している。芹沢弘之社長は31日、記者会見で「信頼回復に努め、事業を継続していけるようにしたい」と話し、謝罪した。