米、ソロモンに大使館開設

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共同通信

 【ワシントン共同】米国務省は1日、中国と近年結び付きを深めている南太平洋の島国ソロモン諸島に大使館を開設したと発表した。バイデン政権は太平洋地域で影響力を増す中国に警戒感を強めており、各国への関与を拡大して巻き返しを急ぐ。

 ブリンケン国務長官は声明で「大使館開設は、2国間関係の刷新を象徴している」と強調した。AP通信によると、米国はかつてソロモンに大使館を置いていたが、1993年に閉鎖した。ソロモンは2019年に台湾と断交し、中国と国交を樹立。昨年4月には中国との安全保障協定締結に踏み切った。