モダンな「リトル・ジャパン」出現 ブルックリン・グリーンポイントに

 

 

モダンな「リトル・ジャパン」出現

ブルックリン・グリーンポイントに

 

50ノーマン(本紙)
だし尾粂では素材を組み合わせてオリジナルのだしが作れる(本紙)

 

 ブルックリン区グリーンポイントにモダンな日系のレストランやショップが増え、注目を集めている。3日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。

 グリーンポイント街とノーマン街に挟まれた一角。もともとポーランド系の店舗が並び「リトル・ポーランド」と呼ばれていた。今や、若者向けの「リトル・ジャパン」の様相だ。弁当が楽しめる和風カフェ「Acre」。高級和食レストラン「Rule of Thirds」。酒専門店「Bin Bin Sake」やティーサロン「Kettl」。6月にはサンドイッチ専門店「Takusando」もオープンする。

 しかし、リトル・ジャパンの中心は「50ノーマン」のビルだ。1871年に創業した水産仲卸「尾粂」のだし専門店「だし尾粂」、日本のアーティストの作品を並べるギャラリー「Cibone」、フレンチ・ジャパニーズレストラン「House」が入る。仕掛け人は宮園聡文さん。建築家兼起業家の宮園さんは2019年春、ビルを購入し1階でカフェを開業。2階をテストキッチンを含むコワーキングスペースにした。それが始まりだ。「私も妻も日本に帰る気持ちはさらさらない。グリーンポイントを終の棲家にして、コミュニティーを構築する」と語る宮園さん。そば専門店を出店する計画もあり、夢は尽きない。

 


最新のニュース一覧はこちら←

 

 

タグ :  ,