逗子崩落から3年、亡き人に思い

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共同通信

 神奈川県逗子市で2020年2月、マンション敷地内の斜面が崩れ、隣接する市道を歩いていた県立高校の女子生徒=当時(18)=が巻き込まれて死亡した事故から5日で3年となった。桐ケ谷覚市長が現場で献花し、「二度とあってはならない。対策し、決して彼女の死が無駄にならないよう、思いをつないでいきたい」と述べた。

 発生時刻の午前8時ごろ、逗子市で土砂災害被害防止の啓発を進める「忘れな草プロジェクト」の高校生らも黙とう。メンバーの鈴木優里さん(17)は「(女子生徒の)高校の文化祭に行った時、優しく話してくれた。被害を防げるよう活動していきたい」と語った。