心臓移植男児の母ら会見、長野

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共同通信

 心臓の難病「拘束型心筋症」を患い、募金で渡米して心臓移植手術に成功した長野県佐久市の小学5年中沢維斗君(11)の母加代さん(46)と支援団体が7日、同市内で記者会見した。募金への協力に感謝の気持ちを表すとともに、手術にかかった医療費の支払いを済ませたことを報告する。

 拘束型心筋症は、心臓の筋肉が硬くなり全身に血液を送りにくくなる病気で、50万人に1人とされる。支援団体が2億4千万円超を集め、維斗君は昨年2月に渡米。米テキサス州の病院で治療を受けながら臓器提供者が見つかるのを待っていた。10月に手術が成功し、12月に帰国した。