交通監視カメラに騒音測定機能
改造車の爆音・排ガス防止「SLEEP法」
車やナンバープレートの写真を撮影し、スピード違反や信号無視、未登録車運転などの取り締まりに使われる交通監視カメラに、通行車両の音量を記録する騒音測定機能が加わった。ニューヨークポストが2日、報じた。
ニューヨーク市議会が昨年可決した「大音量・過度な排気ガス汚染防止法(SLEEP法)」に伴う対応。マフラーや排気装置を違法に改造し、過度に音を大きくする運転者や修理工場に対する取り締まりを強化するのが狙いだ。
都市には騒音に関する条例があり、大音量でのパーティーや工事の騒音などで違反切符を切られることがある。多くの地域で、車による騒音もこの条例の対象となっており、車の音があまりにも大きい場合は、停止を命じられ違反切符を切られる可能性がある。警察はデシベルメーターを使って排気音の大きさを測定する。これらの騒音規制は、主に改造車を対象としたものだ。
SLEEP法に基づき、騒音測定機能を装備した交通カメラで、大音量の車やバイクを捕まえる試験的なプログラムが始まった。これまでに、少なくとも71人のドライバーが捕まっている。AP通信によると、初犯の場合、最高800ドルの罰金を科せられるといい、3回目の違反で聴取を無視した場合は、罰金が2625ドルに跳ね上がる。
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