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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日、中国の偵察気球を米本土上空で撃墜せず東海岸沖まで飛行させたことによって「偵察能力を分析する絶好の機会になった」と強調した。米北方軍のバンハーク司令官は同日、気球の高さは約60メートルで小型ジェット機大の機材を搭載し、機材の重さが900キロを超えるとの分析を示した。
カービー氏は飛行中の気球の性能を調べたとアピールし、本土上空での撃墜を見送ったことを「中国に対して弱腰だ」と批判する野党共和党保守派に反論。中国が上空から情報収集するのを妨害する措置も取ったと説明した。