中国からの入国、水際緩和へ

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共同通信
中国入国時の隔離がなくなった1月8日、北京首都国際空港で成田行きの便の搭乗手続きをする人たち(共同)

 政府は、中国からの入国者に対する水際対策を2月中にも緩和する方向で調整に入った。中国本土からの直行便の渡航者全員が対象となっている新型コロナウイルスの検査を、対象者を絞った抽出調査に切り替える。政府関係者が9日、明らかにした。出国前72時間以内の陰性証明提示を義務付ける措置は継続する見通しだ。

 政府関係者によると、中国からの入国者の陽性率が減少傾向にあるのに加え、検出した新型コロナの株が従来の変異株の範囲にとどまっていることなどを考慮した。

 政府は昨年12月末、中国本土で新型コロナの爆発的感染が報じられているとして水際対策を強化した。