熊本の細川家墓に液体跡

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共同通信

 熊本市は8日、同市中央区の立田自然公園内にある国指定史跡の熊本藩主細川家墓所(泰勝寺跡)で、霊廟の「四つ御廟」に赤い液体の跡が見つかったと発表した。何者かが故意に汚損した可能性が高いとみて、熊本県警に被害届を提出する方針。

 市によると、四つ御廟は4基の墓で構成されており、安土桃山時代から江戸時代初めにかけ、活躍した細川家の初代藤孝夫妻と、息子の忠興夫妻がまつられている。忠興の妻ガラシャは明智光秀の娘。

 管理人が2日に各基の最下段に赤い液体の跡を確認した。水で洗浄しても除去できなかった。液体の成分は分かっていないが、汚れは比較的新しいという。