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共同通信
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日米間で指紋情報などを交換するための日米重大犯罪防止対処協定(PCSC)に基づき、2022年は米国に8708件の指紋を照会したことが9日、警察庁への取材で分かった。米国が保有する指紋と一致するケースはなかった。協定の運用を始めた19年から増加傾向で、21年の2089件と比べ4倍となった。同庁は、都道府県警に協定の活用を促したことが要因としている。
警察庁によると、米国から日本への指紋の照会は176件。うち7件で一致し、1件は氏名や犯歴などの情報が米国に提供された。具体的な内容は明らかにしていない。