臓器移植無許可あっせんの疑い

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共同通信
警視庁蔵前署を出る菊池仁達容疑者=9日午前8時57分

 厚生労働相の許可なく臓器移植を患者にあっせんしたとして、警視庁生活環境課は9日までに、臓器移植法違反の疑いでNPO法人「難病患者支援の会」の理事菊池仁達容疑者(62)=横浜市都筑区=を逮捕した。法人も同容疑で書類送検する方針。無許可あっせん容疑での立件は全国初。

 逮捕容疑は無許可で2021~22年、肝硬変だった40代の男性患者に移植を勧めて病院の紹介状を作成し、ベラルーシで肝臓移植を受けさせた疑い。

 登記によると、難病患者支援の会は07年に設立。ホームページには「(22年8月時点で)約170例前後の海外移植を案内してきた」との記載がある。

警視庁=東京・霞が関