警察官の懲戒処分276人

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共同通信

 2022年に懲戒処分を受けた全国の警察官と警察職員は、前年に比べ72人増の276人だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。近年は減少傾向だったが、増加に転じた。安倍晋三元首相銃撃事件で減給処分を受けた奈良県警本部長も含まれる。

 都道府県警別で最も多かったのは千葉の35人。警察学校の寮で現金を賭けてトランプゲームをした警察官らの処分数が響いた。次いで警視庁31人、大阪18人。6県警はゼロだった。

 276人のうち逮捕者は57人、免職は27人だった。主な理由を見ると、最多は盗撮やセクハラなどの「異性関係」で、前年比34人増の93人。