NY市、「カーシェア」制度拡大へ
駐車場増で温室効果ガス削減
ニューヨーク市運輸局(DOT)は7日、市内で「カーシェア」制度を拡大すると発表した。現在230カ所の専用駐車場に加え、数百カ所増設する。同日、amニューヨークが報じた。
カーシェアは、メンバー制。スマートフォンで予約すれば、専用駐車場に止まっている車を利用することができる。市はZipcar、Getaround、Truqitの3社と提携し、2018年からサービスを提供。温室効果ガスを削減し、自動車所有の負担も軽減すると市民からも好評で、拡大することを決めた。DOTは向こう2週間内に、ブルックリン区やクイーンズ区の80カ所を専用駐車場に指定する予定。ロドリゲス局長は「より多くのニューヨーカーが必要な時に車を使えるようになる。高価なリース契約をしたり、駐車場を探したりする手間が省ける」と話している。
メンバーを対象としたアンケート調査によると、7%が自家用車を売却する、または新規購入を控えると答えている。その分市内を走る車の台数が減る。DOTは温室効果ガスを年間1万2000メトリックトン削減すると試算。専用駐車場を使うため、違法路上駐車も減ったとしている。クイーンズ区南東部選出のセルベナ・ブルックス=パワーズ市議会議員は「車利用の柔軟性も向上する」と評価するコメントを発表している。
→ 最新のニュース一覧はこちら←