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共同通信
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【ガジアンテプ(トルコ南部)共同】トルコ南部を震源に6日未明に起きた大地震で、被災したトルコと隣国シリアの当局などによると、確認された死者は9日、両国で計2万人を超えた。厳しい寒さの中、倒壊した建物などからの生存者の救出は時間の経過とともに困難さを増している。被災地では懸命の捜索が進められた。
国連は9日、地震発生後初めて、被災したシリア北西部イドリブ県にトルコ国境を通じて物資を搬入した。イドリブ県はシリア内戦でアサド政権に対抗する反体制派の最後の拠点で、国際支援が行き届かない恐れがあると懸念されていた。
両国の被災現場では、重機を使うなどして救助活動が続くが、難航している。がれきに埋まったままの人も多いとされ、死者数はさらに増加する可能性が高い。
トルコ当局によると、トルコで1万7406人の死者を確認した。3千人超のシリアの死者と合わせ、1999年に1万7千人以上が犠牲になったトルコ北西部大地震を上回る惨事となっている。