NY市のピザは全米No.1 全米ピザの日、地元ビジネスを支援

 

 

NY市のピザは全米No.1

全米ピザの日、地元ビジネスを支援

 

マンハッタン区ミッドタウンのピザ店=9日午後撮影(本紙)
1.50ドルが目を惹くピザ店=9日午後マンハッタン区ミッドタウンで撮影(本紙)

 

 9日は全米ピザの日。2022年の「50トップピザ」では、ニューヨーク市のUna Pizza Napoletanaがトップになったほか、9つのレストランがランク入りした。2位はサンフランシスコのTony’s Pizza Napoletana、3位はRibalta NYC。

 しかし、物価高騰の昨今、ピザの値段も上がっている。9日、ブロンクス・タイムズが伝えた。

 主因は原料の値上がり。世界の小麦の12%を生産するウクライナからの輸出が滞り、昨年、価格は37%も上がった。1973年から店を構えるベスト・イタリアン・ピザ。3代目マイケルさんは「モッツァレラチーズは1ポンド当たり2.46ドルから3.46ドルに跳ね上がった。賃金も光熱費も30〜40%アップ」と嘆く。最近は近所で犯罪が多発。閉店時間を午後11時から午後9時に早めざるを得ず、痛手だ。

 創業40年超のヤンキーズ・ピザではチーズピザのスライスが3.25ドル。「ツケ払いにしてくれる?」「問題ない」といった会話が聞こえてくるコミュニティーの拠り所だ。フェイマス・ピザ・エクスプレスもそんな店。こちらはオープンして10年になる。スライスは大きめで、クレストはかりかり、とろけたチーズが糸を引く。区内でも屈指のピザと言えよう。さすがに1枚1ドルという安価スライスはなくなったが、ピザはいまだにお手頃。今夜はピザにしてみてはどうだろう。地元ビジネスの支援にもなる。

 


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