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共同通信
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【パリ共同】昨年3月、ロシア政府系テレビの生放送中に自国のウクライナ侵攻に反対するメッセージを掲げた元番組編集者マリーナ・オフシャンニコワさんが10日、パリで記者会見し、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)の支援を受けてロシアから密出国し、フランスに亡命したことを明らかにした。
オフシャンニコワさんは昨年、ロシア軍に対する虚偽情報を広めた疑いで調べを受け、自宅軟禁下に置かれた。昨年10月にロシアを出国したと報じられた後、動向が不明だった。
昨年10月9日に予定された判決を前に、娘を連れて逃亡することを決意。7台の車を乗り継いだ後、徒歩で国境を越えた。