「闇バイト」投稿、AIで防げ

Published by
共同通信

 インターネット上の交流サイト(SNS)で高額な報酬をうたい、特殊詐欺で現金をだまし取る実行役らを募る「闇バイト」投稿について、兵庫県警は人工知能(AI)で自動検出するシステムを2023年度にも導入する。AIを用いた闇バイト対策は全国の警察で初とみられる。

 特殊詐欺グループの幹部で、フィリピンで拘束された指示役「ルフィ」らが関与したとされる各地の広域強盗事件の実行役も闇バイト投稿で集まったとみられる。県警幹部は「気軽なバイト感覚で手を出すと人生が狂う。いち早く投稿に警告を発し、より凶悪な犯罪につながる前に被害を防ぎたい」と話す。