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共同通信
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昨年2月に米菓大手三幸製菓(新潟市北区)の荒川工場(新潟県村上市)で従業員6人が死亡した火災から1年となった11日、同社が荒川工場内で非公開の「供養式」を行い、佐藤元保最高経営責任者(CEO)らが参列した。献花後、佐藤氏は緊張した表情で取材に応じ「重大な事故を起こして重く受け止めている。ご遺族に心より深くおわび申し上げます」と述べた。式には一部遺族は参加しなかった。
遺族の間には、火災原因が特定されていない中での工場再開など、同社の対応に批判が出ている。佐藤氏は「立ち入り検査を受け、遺族に報告して理解を得た上で再開した」と述べたが、遺族への伝え方に問題があったと釈明した。