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共同通信
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【北京共同】北朝鮮の国防委員会(現国務委員会)元副委員長で、人民武力省(現国防省)顧問も務めた呉克烈氏が9日、急性心不全で死去した。93歳だった。11日の朝鮮労働党機関紙、労働新聞が党中央委員会などの訃告を報じた。金正恩党総書記は10日、霊前に弔花を送った。
1930年、植民地統治下で北東部咸鏡北道穏城郡の抗日パルチザン闘士の家に生まれ、朝鮮戦争(50~53年)で朝鮮人民軍空軍指揮官を務めた。軍総参謀長などを歴任し85年に大将昇格。2009年から16年まで国防委副委員長を担った。金日成勲章や金正日勲章を授与され、最高人民会議(国会)代議員も務めた。